地色は生成り色に染め、肩と裾の青磁色のぼかしの濃度を大きく変えることで、きもの全体に遠近感を生み出している。柄は東京友禅に頻繁に用いられる、葦や流水をあしらった江戸解き文様。
描き絵 作品007
友禅 作品009
五色に彩った笹をモチーフにした訪問着。肩から裾にかけて柄の大きさをグラデーションにし全体に流水を描くことで、きもの自体に流れを生ん…
種々の色に染め分けた遠山取りの訪問着。肩と裾を飾る百花には繧繝挿しが用いられ重厚感と、遠山に使われたパステル調の色彩の軽やかさが対…
薄物の生地に花菖蒲、藤、ふよう、萩などが描かれている。亜熱帯化しつつある日本の気候を考えると、帯で表情を変えながら5月~9月まで通…
薄物の生地に花菖蒲、鉄仙、小菊、桔梗などが描かれている。かつては6月と9月のふた月のみと出番の少なかった単衣の着物も、日本の気候変…
橘の柄を豪華に付けた大振り袖。紅やピンク、黄色といった地色も目を引きますが個性を出すなら黒地も一役買いそう。友禅の美しさが濃い地に…
古典的な「松竹梅」柄でありながら独特な若松の表現や現代風の挿し色により、新鮮な印象にまとまった訪問着。地色も和名よりクリーム色と言…